スキンケアのイノベーション

 鈴木正夫博士によるRIMスキンケア開発の科学的核心は、ひとつはアトピー性皮膚炎などのアレルギーの始まりとして「経皮感作」を予見し(のち的中)、皮脂膜の重要性に着目したこと。もうひとつは、主役である皮脂膜を生かすために、生体の秩序構造形成と機能化を発現する分子集合体「超分子」の原理を応用したこと。

 これらが天然の肌バリアと云われる皮脂膜を残し、かつ、その機能を補充強化しながら肌の汚れを落とすRIMソープを産んだ。一般の洗顔料は、汚れを取るため、皮膚免疫機能の要である皮脂膜とそこに存在する皮膚常在菌(いわゆる美肌菌)をも同時に取り除いて汚れを取る。うるおい成分である皮膚常在菌を取ってしまうため、化粧水などで保湿を図るのである。RIMスキンケアがイノベーションと云い得る由縁ではなかろうか。

0コメント

  • 1000 / 1000