それぞれのウエルネスへ

[おにぎり2]


Audrey Hepburn

オードリー・ヘプバーン――。

ご本人のどの年代を見ても、美しい女性(ひと)、永遠のスターという印象がいよいよ濃い。

そのかがやきは晩年に至ってもすこしも褪せなかった。

よく引用されるが、かの女の残した名言の一つとして、

――確かに私の顔にはシワが増えたかもしれません。でも私はこのシワの数だけ優しさを知りました。だから若い頃の自分より、今の自分の顔のほうがずっと好きですよ。

なんと気品のある心情か。かの女の美しさはその内面のたまものであろうといまさら思う。

あるいは、

ユニセフ親善大使として活躍していた晩年、エチオピアかソマリアかで、かの女がこどもを背負い傘を差しているすがたがカメラに収められた。

撮影したカメラマンから、気遣いであろう、カメラをふり向いてほほ笑むその写真に、修正しましょうかという打診があった。だがかの女は、

――しわの1本にも手を加えないで。どのしわも私が手に入れたものなのだから。

と、誇りと理智に充ちた返事をしている。

かの女はしわをきざむ年代になっても美しく、かがやいていた。

積年きざまれたしわは、かの女にとってはむしろ内面からにじみ出る美しさを支える要素であり、証しだった、と云えるのであろう。客観的に見ても、しわをきざんだ、というよりそのかおに、若い平板な明るさから、憂愁という、にじむように美的で、内省的な陰影を湛えるようになったと云えるのではなかろうか。

もっとも今回の主題はしわではない。晩年までこの高名な女優の美しさを支えた要素を、もうひとつあげることが出来る。

こればかりはデビュー間もない『ローマの休日』の当時から、ユニセフ親善大使としてこどもたちに手を差し伸べる晩年まで変わらなかった。

口角の上り具合である。

これだけは若いときから変わらない。

かの女のトレードマークである“大きなほほ笑み” は、なんのためらいもなく上る口角のなせる技だ。

数々の映画のシーンで、かの女の唇の両端が上ると、周囲に幸せを呼び込むような空気がながれる。画面の外にいる観客もまた、同じ空気に包まれる。チャーミングという言葉が、これほど似合う“笑み”がほかにあるのか、――というぐらいの極上の笑顔である。

かの女をいきいきとかがやかせるそれは、晩年に至ってもすこしも変わらなかった。

ヘプバーンの口角のちから、恐るべし、と思った瞬間がある。

かの女が亡くなる3年前の映像だった。

傑出した映画人に与えられる名誉な賞の受賞式でのひとこまである。

その受賞スピーチの最初、かの女はしみじみとした面持ちで、名誉に浴し得た幸運を、先人たちの偉業を振りかえることで語る。

そして一転、これまで作品を共にした監督と共演男優達、すべての名前を、猛烈な速さで読み上げたのだ。ときどき手元のメモを見るが、途中停滞なし、一気呵成の読しょうだ。

滑舌も申し分ない、感謝表明の猛スピードのその読み上げが終ると、例の “大きなほほ笑み”である。湧きあがる満場の大喝采――。

こころある方々には、そのときのかがやくばかりの美しさが彷彿と目に浮かぶであろう。

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知見・カウンセリングページでは、目下、デジタル予防薬についての提供エントリーを切望しています。

KYOTO保健鍼灸整骨院

施療科目:骨盤のゆがみ、肩こり、腰痛、足ツボ、腸デトックス、小顔マッサージ、頭がい骨調整、眼精疲労、美容鍼、電気美容鍼

コース治療:

・ライズトロンコース〈深部の筋肉を温めて痛みを和らげた後、マッサージをして届かない深奥の筋肉をほぐす〉

・女性ホルモンバランスコース〈生理痛、生理不順のホルモンバランスの調整〉

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院長 原田充康

〒606-8351 京都市左京区岡崎徳成町28-22聖護院ビル2F  TEL075-708-2273

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内科全般・循環器科疾患を中心に診療。また脳卒中・高血圧・心筋梗塞・高脂血症・糖尿病・動脈硬化など、成人病疾患の予防に注力する医院です。「京都生活習慣病相談室」として腎臓病・生活習慣病・メタボリックシンドロームなど、健康に関する相談を随時受付。

診療科目:

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高血圧・糖尿病・高脂血症・痛風・肥満など

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胃腸病、肝臓病、腎臓病、呼吸器病、甲状腺疾患、貧血など

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院長 日比野 康

〒606-0812京都市左京区下鴨上川原町44  TEL:075-706-8720

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